2011年9月25日 5回阪神6日10R
第59回 神戸新聞杯(G2)3歳・芝2400m【神戸新聞杯 プロフィール】菊花賞トライアルとしての面も持つ神戸新聞杯。上位3着までに菊花賞への優先出走権が与えられるとあって、春の実績馬と夏で調子を上げてきた馬が揃って好メンバーになりやすくその分レベルも高くなりがちです。
07年に阪神競馬場に外回りコースが新設されてからは菊花賞3000mへの対応も考え、2400mに距離が伸びました。
昨年の勝馬は2番人気のローズキングダムが1番人気馬エイシンフラッシュとの激しい叩き合いをクビ差制しての勝利。重賞2勝目を飾りました。
【阪神競馬場 芝2400m コースデータ】
【解説】ペースは落ち着くが直線が長く、先行馬の粘り込みはむずかしい。
上がり勝負で差し馬が有利。スタート地点は芝2000mと同じ、正面スタンド前直線右寄りのところ。そこから外回りコースを使用してグルリと一周弱する。
最後の直線距離はAコース時が473.6m、Bコース時が476.3m。長丁場だけに前半はスローペース。向正面まで淡々と進み、残り800m付近からのロングスパートというのが大まかな流れ。
古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-3F-3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、37.9-38.2-37.4-35.0=2.28.5。ゴール前に急坂があるものの、中山芝2500mとは違い、ラスト3ハロンの時計が速くなるのが特徴。
準OPクラスやOP特別でもあまりペースは上がらず、スローの決め手となる。G2の神戸新聞杯時は馬場がいいため、2分24秒台や25秒台の時計が出る。京都の瞬発力比べと質は少し違うが、決め手の優劣がそのまま勝敗に直結する。
枠順別成績はなぜか6枠の成績が悪い。1枠、2枠が成績・回収率ともにやや高め。逃げ馬にとっては小細工がしにくいコースで、純粋に能力が高い馬でないと最後まで残すのは厳しい。直線外からの差し・追い込みも十分決まる。
種牡馬成績はダンスインザダークが断然のトップ。以下、ステイゴールド、グラスワンダーと、ヘイロー系、ロベルト系の中長距離血統が普通に優勢。一方、ミスタープロスペクター系、サドラーズウェルズ系、ストームバード系は不振で勝ち切れない。
(コース解説:JRA-VAN)
(コースデータ:競馬のまぐまぐ!)
皐月賞、ダービーを制し、3冠のかかった
オルフェーヴル、ダービー2着の
ウインバリアシオンらに注目が集まります。